ビルがどうして崩れてしまったのかを追求している建築が専門の人たち。ビルにぶつかるにはどういうコースで操縦したらいいのかをシュミレートしている人たち。報道する人たちの動きをていねいに追いかけている人たち。何が起こり、これから何が起きようとしているのかを、人間の作った物語りの中に手がかりを探そうとする人たち。 2chに関わってる、そんな人たちのほうがまともなように僕には見えた。 テレビもニュースもYahooも、それからねっと金沢も、真実に迫れるほどのスキルはなくて、というより『自分のできること』がなければ誰も助ける事ができないってことが、「何か起こった時に」はっきりしてしまうのは、映画やドラマで何度もくり返されるのとまったく同じなのでした。 たいていの「命がけ」は少しも命がけでなくて、そんな言葉はもう二度と僕は信じないのだろうと、そんなふうにも感じてしまった。 誰だって何かをする力はあるのだけどそれは自分のためにしか使わない。それが人間が世界にこれだけ力を持つことのできた“強さ”であるのだと、僕はうんざりするほど身にしみて理解してしまい、僕自身のことを、ここはじっくりと考えてしまうのです。 疲れたから、以上。 |