真面目に「女の人」をやるのは
お金も時間もかかる。
今さらながら「花より団子」である。
「花より団子」=わたし的に一言で片付けると「色気より食い気」ということだ。
というか、この連載では
・人間は大まかに「花(色気)派、団子(食い気)派
花も団子もあんまり・・・派、花と団子の間で揺れ動く派」の
四つに分けることが可能だ。
(別に無理して分ける必要もないんだけど。)
・異種格闘技も甚だしいが、あえて花と団子を金銭的に比べてみよう。
最近痛感しているのだが、真面目に「女の人」をやるのは
お金も時間もかかる。
まずはお洋服。これは値段もピンキリだし、各人の傾向によって
凄く値段の幅があると思う。ただしいったん購入してしまえば
維持費はクリーニング代くらいだろうか。時間をとられるとしたら
アイロンかけくらいか?
美容院。これは大抵の人がプロにお金を払ってやってもらっていると思う。
そうでない人は少数派であろう。微妙な線でいくと「カットモデル」という手もあるけど。
髪の毛のセットをまったくしない女性もあまりいないと思う。
短ければ整髪料が手放せない。長ければ傷まないようにトリートメントや
ヘアクリームの類が必要になる。
「髪は女の命」なのか?
おまけに最近では、「カラーリング」が市民権を得ているというか
昔の「パーマ」にとってかわる勢いのメニューになっているようだ。
これも髪が伸びるに従って、生えてきた自毛との色の差が気になり
やめられなくなる・施術してもらう頻度が上がる罠。
エステティックサロン。
これは一度も行ったことのない人から、100万単位でつぎ込んだ人まで
色々であろう。美顔だけではなく、痩身や脱毛まで考えると恐ろしい・・・。
ネイルサロン。
これも縁のない人は全く行かないけれど、毎月万単位で使っている
カタギのお嬢さんもいることはいる。お金がかかるだけではなく
時間もかなりとられるし、美爪の維持には日常のちょっとした注意が必要だ。
結構危険なジャンルである。
アクセサリー。
こちらも千差万別。最近ではビーズものの自作が流行のようだ。
個人的には「自分でオリジナルのものが作れちゃうのよ。」は
ビンボーの言い訳として最強だと思う。
(本格的に高級素材を使って始めたら、いくらかかるのかは知らないけど。)
・・・こうやって列挙していくと、本当にキリがない。
お洋服、とひとくくりにはしたけれど
衣料、として考えるともっとキリがない。
和服に夢中な人もいるし、補正下着に大枚はたいている人だっている。
本当に女の人は大変だ。
男性でここまで自己投資?するのはホストや芸能人くらいなのではなかろうか?
もちろんおしゃれに全く関心がない、あんまり興味がない
「団子派」の人だっている。ひょっとして食い気もない場合だってある。
もしくは若い時さんざん「花派」として
個人消費に励んだけれど、今は「団子派」の人だっているだろう。
わたしだって毎日「団子派」への転身を狙っている。
というか、好きでしているはずのおしゃれへの欲求から
解放されたい・・・とため息をついてしまうことがしばしばある。
どうしてなけなしのお金で口紅を買ってしまうのか?
(実母に「口はひとつなのに・・・。」と揶揄された経験あり。)
なんでまつげにまでパーマをかけてしまうのか?
なぜ必死の形相で白髪を探し出して抜いてしまうのか?
(カラーリング後はしばし心が安まる。当分不毛な作業から解放されるから。)
睡眠時間を削ってまで爪にカラーリングするのはどうして?
エステティックサロンのキャンペーンに弱いのはなぜ?
・・・こんな自分に、なぜ?どうして?と解決しない疑問をぶつけつつ
「花」を「団子」に換算する、という意味があるんだか
ないんだかわからない作業をしてみたいと思う。
まずは初回としてリアルに団子。
団子っていくらくらい?気になって老舗の値段を調べてみたら
そこではみたらし団子が一本¥130。
¥130あれば、百円ショップで税金も払えるってこと。
しかし百円ショップを引き合いに出すと、すべてそこで終わってしまうような
気がするのであえて他のもの・・・。
そう思って、あたりを見回すとありました。
ネイルアート用のアクリル絵の具が1本¥130。
団子を数口で食べるか。爪にお絵かきするか。
あなただったらどちらを選びますか?
と、まあこんな感じでジャンルの違うものを比べてみたいと思います。
次回はもうちょっと高額商品?をとりあげてみる予定。
ご期待下さい。
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みなみな
1967年、横浜市金沢区生まれ。
「生きた、書いた、愛した」を実践しようと
日々奮闘する会社員。
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